ライブやフェスにいく時、せっかくなら知っている曲を聴きたいですよね。そのために曲の予習をすると思いますが、どの曲を予習したら良いかわからないってことありますよね。
ここで紹介する銀杏BOYZの曲は過去のライブやフェスで演奏している曲を多い順番に紹介しているので、予習に役立ててください。
またファン視点でなぜこの曲が人気なのかを個人的な意見も踏まえて紹介したいと思います。
BABYBABY
峯田がライブMCで『一番歌っている曲がBABYBABY』と言っていたほどの定番曲。この曲の良さは銀河鉄道の夜と匹敵する歌詞の綺麗さ。
生きることや恋愛をする事は綺麗事だけじゃなくて、汚い部分やぐちゃぐちゃに混ざった部分もある。その中でこの曲はその汚い部分を取り除いて残った純粋な部分だけ歌ったような曲。
この曲のように生きて、死んでいく事は出来ないけど、夢の中だけでもこの感覚で生きていけたらと思える曲です。
あいどんわなだい
この曲の楽しみ方は、歌って気持ち良くなる事。
イントロのギターで一気にテンションを高ぶらせて、Aメロはしっとり歌い、Bメロで一度ブレーキをかけたのちサビで大絶叫!!!
緩急が心地よく、また曲のメロディも随所に気持ち良い部分があって、めちゃくちゃ楽しいです。
ぽあだむ
ゴイステ時代には衝動や苦しみや絶望や希望を歌っていた峯田和伸という人間が、すごく優しくなったなぁって感じた曲がこのぽあだむ。
象徴的な歌詞が「やわらかい地獄ってもう、天国にも似てるから」ってところ。
今までは頭では理解してても、納得が出来ない。自分だけは違うと歌っていた彼が全てを受け入れたのかなと感じた曲です。
夢で逢えたら ※動画なし
初めて付き合って、いろんな経験をして、別れて、また新しい人と付き合って、そんな事を繰り返していると学生の時に感じていた期待とか、今何が一番自分にとって大事かが雑念なしに分かってきて、美しい瞬間だけを大事にすることができる。
歌詞は若い恋愛を歌っているようで、実は大人になった自分があの頃を俯瞰的に見ているような、そんな幻想的な歌と演奏です。
骨
おしゃれな曲。若くない。ドロドロしてない。辛くない。
大人で綺麗で、達観した男女が織りなす恋愛のような曲。
辻仁成、江國香織合作の冷静と情熱のあいだのような。そんな曲です。
恋は永遠
月面のブランコは揺れる。
若い峯田が生み出したこの詩を大人になった峯田が改めて解釈して曲をつくり、作中に登場をさせる。
20代でつくった曲と30代でつくった曲の圧倒的価値観の違いが分かる曲です。
エンジェルベイビー
あの頃の自分に向けた曲。ロックに救われて、ロックが好きになって、ロックと共に生きる。
ようやく自分を肯定して、次は誰かの為に音楽を届けようとしているように聴こえる。
峯田の昔の音楽との違いが、歌詞にもメロディにも、歌い方にも現れていて、時間の経過と人の変化と、峯田という人が今どんな人になのかを知る事が出来る曲です。
若者たち
この時代に生まれて、出身も見た目も貧富も生死も何もかもが偶然に決まり、自分に選択は出来ない。
納得感がなく、悲しみが押し寄せ、怒りになり、どうしようもなくなった後何かを変える為に行動しようとする。やり方も正解も分からないままだだ何かを変える為に叫び続ける曲。
駆け抜けて性春
理屈じゃなくて、体の底から湧き上がってくる愛情や嫉妬や憎悪を衝動を持って歌い切る曲。誰か一人だけ、自分を認めてくれて、だから自分を認めることができて。生きる事も死ぬ事も関係なく、ただただ貴方の為に。生きるための道標にも、死ぬ為のカウントダウンにもなる誰かに対して歌う曲。
光
個人的には駆け抜けて性春の対極のメロディーとリズムで同じ事を違う角度で歌う曲のイメージ。どこまでも深く、暗く、だからこそ一筋の光が明るくなる。
長い演奏時間もアコースティックで演奏される時間も情景を作る上ですごく効果的に曲の最後には聴く前と違った気持ちになっている。
NO FUTURE NO CRY ※動画なし
タイトルの通り、世の中は楽しい事ばかりでなく、悲しい事がたくさんあって、それを乗り越えて生きていかなければならないと歌った曲。サビはシンプルにNO FUTURE NO CRYを連呼する力強いものとなっている。
この曲の醍醐味はイントロ部分のベースのソロ。そこから曲が始まり、演奏はそのベースラインをなぞるようにどんどん音が厚くなってくる。心に抱えているもやもやを徐々に爆発させていくような曲。
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